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カスリマクヒトデ

2011 年 4 月 26 日 コメントはありません

カスリマクヒトデ
学名:Pteraster tesselatus
kasuri-maku-hitode01 kasuri-maku-hitode02

 

分類
 ニチリンヒトデ目:Velatida
 マクヒトデ科:Pterasteridae

短くふっくらとした5腕で、直径が5cmほどのヒトデです。
上から見ると綺麗な星型ですが、横から見るとふっくらした形をしています。
というのも、体が海綿質の厚い膜(上背膜と呼ばれる)に包まれてクッションのような感じがするそうです。この膜の下に普通のヒトデが持ってる膜(反口側壁)があります。つまり、二重の膜に包まれるからこの、ふっくらとした体型になっているようです。
ちなみに、この空間で自分の卵や幼生を保育したりする珍しい習性を持っている。

カスリマクヒトデの体色は通常灰褐色に黒色の斑がみられるが、かなり変異があり、中には黒斑が全く見られない個体もいる。赤褐色、赤紫色の個体もいる。
日本の中部の大陸棚の砂泥底に住んでいるが、寒い北海道沿岸などでは水深20mの浅いところで見られる事がある。

分布:土佐湾(水深130m)、本州中部以北、北太平洋

画像:日本陸棚周辺の棘皮動物より引用

 

 

 

 

管理人がお世話になってるマニアック本

2011 年 4 月 23 日 コメントはありません

ヒトデ種類チェックに【ヒトデガイドブック】

20ホシヒトデ1
ちょっとした気分転換に海岸線を散歩してる時、または海釣りをしようかな~っと海岸に行くとたまに見ませんか?
星の形をしたアレ。
そう皆が大好きなヒトデですね☆
 (え!そうでもない??)

 

私なんかは漁港で漁師さんが捨ててる怪しい生き物も好きなので、漁港もブラブラ散歩したりするんですが、その時も変わったヒトデが見つける事があるんですよ。

けど、ヒトデなのは分かるけど…何のヒトデの種類かって、わからないんですよね。
恐らくみなさんも……わからないですよね(^^;

そんな時、欠かせないのが、その名も素敵【ヒトデガイドブック】なのです。
hitode-guid00

 

★ヒトデガイドブックとは?

このガイドブックの大きな特徴として

【オールカラーの写真が多く掲載されている】ことです。

陸に上がってしまうと、不気味なヒトデですが……
水の中では意外と可愛かったり(?)、同じ種類であっても色んな色彩があったりして綺麗なんですよ。
その綺麗な海中のヒトデの姿を、写真家の楚山勇さんが撮影してくれているので、見ていて飽きない素敵な写真がいっぱいです。
これだけでも一見の価値ありです☆

このガイドブックは、フィールドで撮影された写真が使われているので、スキューバーダイビングをやる人や、臨海実習・自然観察会などで学生などが使いやすいように、初心者にもヒトデの見分けがしやすい一冊となっています。
「海に落ちてるヒトデが何の種類かわからない~(>_<;)」って時に、ヒトデ写真と見比べながら調べていけます☆

 

また、ヒトデの見分けだけではなく、かなり色んな事が書いてある本です。ヒトデの体の構造や、分類上の特徴や、種ごとの解説があります。
ヒトデの各部位の名称なども専門的な解説があるので、ちょっとマニアックな人にも読み応えあります。
hitode-guid
さらに、【コラム】として、ヒトデのユニークな生態、不思議な現象、人との関わりなど興味深い内容なども書いてあるので、ひと通り読めば、あなたもヒトデマニアの仲間入り☆(´∀`)☆
「マンジュウヒトデが子どもから段々太っていって、アノ形になるんだ~Σ(・ε・;) 」

「分裂した直後のヒトデって変な形~(´∀`)」
みたいな発見も多数ありますよ。

 

 

問題点…を上げるとするならば
本格的な辞典、ということではないので、もの凄く詳しくヒトデの同定(種類を見分ける事)はできないかもしれません。

また、日本近海のヒトデ全種類が掲載されている訳ではありません。
特に、深海性のヒトデ(水深200mを超えてくる種類)についてはほとんど載っていません。ダイビングの写真が主…なので当然ですが。

 

ですが、80種類以上のヒトデが掲載されており、メジャーと思われるヒトデも多く掲載されているので、よっぽどのマニアでない限り、上記の問題点は気にならないと思いますが(^^;
私みたいなマニアでない限り深海性ヒトデなんて水族館くらいでしか出会わないと思いますし。

 

 

★購入してみて・・・

hitode-guid03私も最初は教授の部屋にあったのを使っていたのですが、後からは自分で購入して使っていましたね。
サッとヒトデを調べたい時に、パラパラっとチェックできるので、便利ですよ。
そんな訳で役立つヒトデガイドブックはどこに行くにも必需品です。手頃な大きさでどこにでも持っていけるのが、また良いです。

沖縄にヒトデ採集に行った時も、もちろん持って行きましたね。
(一緒にナマコガイドブックも持ってきました。)

アタッシュケースの中にも入ってすっきり収納。
できるビジネスマンを演出です(  ̄ー ̄)*キラリ

 

もちろん、このヒトデサイトを作る際にも大いに参考にしてます☆
トリビア的な「へぇ~」っと言ってもらえるネタ満載です。

子どものプレゼントにも面白いかもしれませんね。自由研究とかに十分使える一冊になると思いますよ。

【ヒトデガイドブック】あなたの家にも一冊いかがですか?

 

今日から貴方もヒトデプロフェッショナル!

気になるヒトデガイドブックは【メール便送料無料】

 

 

自由研究にも最適かも??
この本をまとめるだけで、かなり面白いのになりそう(^^;)

その他にも管理人のヒトデマニアKオススメの本です。

 

 

 

 

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ヒトデ画像 from 鹿児島

2011 年 4 月 20 日 コメントはありません

数々のヒトデを見てきた管理人のヒトデマニアK…
しかし、私にもわからないヒトデは沢山あるのです。

そう、それこそ星の数ほど( ̄ー ̄)ニヤリ

ま、そんな素敵な言い回しはともかくとして……

 

ヒトデ研究・鹿児島支部(?)のしーむずさんが、
不肖ヒトデマニアKのために、ヒトデの写真を送ってきてくれました~☆彡ヽ(´∀`)

なんでもお仕事の知林ヶ島ガイド中に海岸で見つけたヒトデらしいです。
「同定はまかした!」
っと言うわけで、直線にして800kmの距離を越えて、鹿児島から富山にヒトデが届いたのです!!
(メールでですが)

よーし、じゃあ気合いいれて、見てみるぞ~!o(`・∀・´)ノ

kagoshima-hitode01-01kagoshima-hitode01-02

 

…(´∀`)

ん……(´Д`;)

こ、これは………(; ・`д・´)

 

ま、全くわかりませんでした。゚(゚´Д`゚)゚。

ガイドブックが隣にあるので、手のひらよりも大きいヒトデみたいです。

kagoshima-hitode01-03

しかし、管理人のしょぼいヒトデ知識では、何の種類かわかりませんでした(;-д- )

よく考えたら、富山湾のヒトデしか見たことない管理人……
日本近海で250種のヒトデがいると言われていますが、おそらく管理人が見た事あるのは40種類程度…
知らないヒトデの方が多いのでした…

とりあえず、実家に帰ってヒトデ資料をひっくり返して再度チェックしてみます(`・ω・´)ゞ

あ、大学の教授にも救援要請してみよう。
(゚з゚)Help!!

 

 

 

 

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オニヒトデ

2011 年 4 月 18 日 コメント 2 件

オニヒトデ
学名:Acanthaster planci
オニヒトデ

分類
 アカヒトデ目:Valvatida
 オニヒトデ科:Asteriidae

おそらく日本でもっとも有名なヒトデの一種ではないでしょうか?
その、外見的な恐ろしさもさることながら、サンゴ礁を食い荒らし、白化させているヒトデです。
サンゴを食べるヒトデは他にもマンジュウヒトデや一部のコブヒトデなのですが…オニヒトデの場合、団体さんで沖縄の海に押し寄せて、サンゴ礁はもちろん、サンゴを住処にする生物群集などの生態系にも打撃を与えるので困りものです。
サンゴを食べると言っても、バリバリと歯で食べるのではなく、腹側にある口から胃(反転胃と呼ばれる)をサンゴに押し当てて、胃液でとかしたサンゴのポリプ・共肉部を消化しているのです(体外消化)。

このオニヒトデの特徴をあげると…

 ●熱帯性のヒトデ
 ●腕の数が9~18本の多腕性で、頑丈な長く鋭い棘が密集
 ●2年ほどで成熟し、産卵を行うようになる(直径が20cmほど)
 ●直径30cmの雌個体が生む卵数は非常に多い「1200~2400万個」
  小さい卵を多く産むタイプの繁殖戦略。
 ●寿命は7、8年

1960年代、インド・西太平洋のサンゴ礁で始まったオニヒトデの異常繁殖は今も各地でサンゴ礁の大きなダメージを与え、観光資源である地域には特に大きな社会問題になっています。
オニヒトデの駆除がダイバーらによっても行われていますが、劇的な改善…とまでは至っていないようです。
この異常発生の原因には
 ・天敵のホラガイの乱獲
 ・台風の影響(南方からの幼生が大量にきた)
 ・工場排水で幼生の天敵が減少した(人為的な環境撹乱のため)
 ・自然現象
などが考えられている。

オニヒトデの駆除の方法も色々あり
 ・ダイバーによる直接駆除
 ・アンモニアやホルマリンを注射
これらが一般的であるが、中には面白いものに研究されている。

●ラッパウニ罠作戦
ラッパウニ 「ラッパウニ」から発見されたオニヒトデを引き寄せる化学物質を使って罠を仕掛け捕獲

※ラッパウニも毒を持っています!
 棘の無さそうな安全っぽい顔(?)をしているのに…要注意です!

 

●雑種作戦 
アカオニヒトデ近縁のアカオニヒトデとの種間雑種(オニヒトデとアカオニヒトデの子ども)がサンゴを食べないことから、オニヒトデの産卵期にアカオニヒトデの精子を散布して繁殖を抑える作戦。
←これがアカオニヒトデ

オニヒトデとアカオニヒトデのハイブリッド←オニヒトデとアカオニヒトデの雑種。
両方の特徴を持ち合わせている…らしい。
色は管理人が適当に付けただけです(^^;
青っぽいオニヒトデと赤色のアカオニヒトデ混ぜたら紫ヒトデができたりして…

 

最近では、岡山理科大の研究で、オニヒトデに酢を打ち込むと駆除できる事がわかったという話も聞いています。安価で扱いやすい酢なら使いやすいのでは…と思うのですが、根本原因の解明を期待したいです。

ちなみに、このオニヒトデは元々夜行性で、生息密度も低くサンゴ礁でも目立たない生物なのですが…大発生すると行動パターンが変化するそうです。
昼間もサンゴに群がって捕食しだすので、成長速度も早くなり、被害が加速的に増加していくことになってしまいます。

 

オニヒトデの棘には毒があり、人間も刺されると発熱したり、しびれ・吐き気が起きたりすることもあるので、沖縄などでの海水浴中に見かけた時も十分注意した方が良いです。

 

管理人が大学に研究していた頃に、一度だけオニヒトデとアカオニヒトデが研究室に届いた事がありますが…富山湾でみるヒトデとは迫力が違ったので、ヒトデマニアとしては若干興奮してました(^^;
その時の感想は、「あ~乾燥標本にして飾りたい(´∀`)」でした。

けど、あんなチクチクを標本にして部屋に飾ってたら、絶対女性にモテないだろう…と三十路を前にして思う管理人でした
「キャー、オニヒトデの乾燥標本素敵★(>ω<*)」という女性がいたら、それはそれで恐ろしい。

 

分布:インド洋と太平洋の熱帯や亜熱帯地域のサンゴ礁に住み、紀伊半島から八丈島まで生息域が広がる。

 

画像:ヒトデガイドブックより

 

 

 

 

マンジュウヒトデ

2011 年 4 月 10 日 コメント 4 件

マンジュウヒトデ
学名:Culcita novaeguineae

マンジュウヒトデ

分類
 アカヒトデ目:Valvatida
 コブヒトデ科:Oreasteridae

5腕…のヒトデです、いちおう。
おそらくヒトでとは思えないようなメタボ体型ですが、ひっくり返すと5列の溝が見ることができます。
おデブな体型ではありますが、実は若いマンジュウヒトデは普通の5腕のヒトデ、つまり星型をしています。年齢を重ねるに連れて、マンジュウ体型へと変化していきます。
ある意味、人間と同じでしょうか…
その豊満な体型は一部の動物に人気で、ヒトデヤドリエビやカクレウオの一種が共生していたりします。

ちなみに、愛嬌あるメタボなヒトデなのですが実はサンゴを食べて白化させている種類でもあります。サンゴ礁の白化というとオニヒトデだけが注目されますが、実はマンジュウヒトでもサンゴの敵だったりします。

ダイビングをする人の間では、おそらくよく知られているヒトデの1種類だと思います。
また、管理人にとっても憧れの1種類です。ヒトデなのにこの体型…気になって仕方ありません
ぜひ乾燥標本にして飾りたい…(´∀`*)

分布:小笠原諸島、和歌山県、インド西太平洋区のサンゴ礁