ヒラモミジガイ
学名:Astropecten latespinosus

ヒラモミジガイ
分類
モミジガイ目:Paxillosida
モミジガイ科:Astropectinidae
非常に美しい星型をしているヒトデです。
他のモミジガイ科の仲間と比べて体が平べったいです。
なので、「ヒラ」モミジガイなんでしょうね。
大きくてもR=4cmくらいの手頃なサイズで、手裏剣になりそうなヒトデです。
( ・∀・)ノ —===≡≡≡ ★ シュッ!
(注:ひとでを愛するものとして、上記のような事はしていません)
管理人も同期の大学仲間と一緒に、このヒラモミジガイを探しに海を回ったものです。
今まで居た場所に、全くいなくなってしまったのです。
海岸を探しに探した結果、とある砂浜(水深1m)に大量にいて、皆で喜んでサクサク捕まえてました。
5分程採集して回ると、1人30匹は捕まえれました。
まぁ…管理人の研究には全く関係の無いヒトデですがね(´▽`;)
採集は楽しいので、付いて行きました。
分布:本州中部以南、四国、九州
【おまけ】
稀に4腕のヒラモミジガイが見つかることがあります。
まさに手裏剣です。

4腕のヒラモミジガイ(乾燥標本)
( ・∀・)ノ —===≡≡≡ ★ シュッ!
参照:日本陸棚周辺の棘皮動物
・5腕のヒラモミジガイ画像
トゲモミジガイ
学名:Astropecten polyacanthus

分類
モミジガイ目:Paxillosida
モミジガイ科:Astropectinidae
5腕のヒトデで、腕の周りに目立つトゲが存在するのが特徴。
持つとちょっとチクチクする。
モミジガイと近いグループの仲間で、同じく浅い海に生息する。
モミジガイよりちょっとだけ、深い所まで住める。
この種も色の変異が著しい。
富山湾(水深12m)や石川の海で見つかる個体は暗褐色。
奄美などでは、淡い灰褐色で、腕の両側が薄い水色の個体もいるようですが…残念ながら、管理人は写真のような地味な感じのしか見たことありません。
他にも、赤褐色の個体もいるようです。
沖縄に行った際には、ぜひ綺麗なトゲモミジガイを探してみてください(´∀`)
分布:本州、四国、九州、沖縄、太平洋
モミジガイ
学名:Astropecten scoparius
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青灰色の個体
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肌色系の個体(R=45mm)
分類
モミジガイ目:Paxillosida
モミジガイ科:Astropectindae
日本では比較的メジャーなヒトデ(管理人の感覚です)。
よく釣りをしていると引っかかってくるのはこのヒトデで、釣り人に嫌われているとか?
釣り場に投げ捨てられ、乾燥してしまっている可哀想な子も見つかる。
同期の学生がこのヒトデで実験をしていたので、よく見ているが、様々な色が見つかる。
灰褐色、赤褐色、青灰色、肌色っぽいなどカラーバリエーションに富んでいる。
けど、口側の色は皆一緒だったりする。
北海道~九州の潮間帯などで見つかる。
本種は砂泥底に住む肉食性のヒトデで、巻貝・二枚貝・ゴカイ類などが胃内から出てくることがあります。
クロスジモミジガイ
学名:Astropecten kagoshimensis
R=48mm;r=9mm
分類
モミジガイ目:Paxillosida
モミジガイ科:Astropectindae
本州中部以南で見つかるヒトデ。土佐湾の75mで見つかっており、比較的浅いところに住んでいる。
本種は腕が細長く、腕の中央部に写真のように黒みを帯びたが場所がある。
たぶん、だからクロスジ(黒筋)って名前なんでしょうね。
本当にクロスジがあるのか、一度は見てみたいと思いつつも、研究フィールドだった富山湾ではみつかってないんですよね・・・残念。
参照:日本陸棚周辺の棘皮動物
・クロスジモミジガイ画像
ウスモミジガイ
学名:Leptychaster anomalus
分類
モミジガイ目:Paxillosida
モミジガイ科:Astropectinidae
本種は反口側が写真のようにオレンジ色を呈する直径約4cmのヒトデです。
北太平洋に広く分布しており、日本海の深所(150~1000m)にも生息する深海性のヒトデです。
ちなみに、本種については、管理人が研究した思い出のヒトデでありますが…深海性ということで採集が難しく、まだまだ分かっていない事が沢山あります。
肉食性であり、胃の中から海底の貝やクモヒトデ、節足動物などが見つかっています。
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