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ヒトデは海のどこにでも住めるの?

Q.海のどこにでも住めるの?

A.ほぼどこにでも住んでいます。
私たちが見かける『浅い海』はもちろん、深海と呼ばれる『深い海』にも住んでいます。
また、赤道近くの『温かい海』や、北極や南極周辺の『寒い海』にもいます。

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ヒトデは世界中の海に幅広く住んでいて、潮間帯などの浅い海だけでなく、超深海と言われる水深6,000mからも発見されています。
※潮間帯:一日のうちに陸上になったり海中になったりする部分。

浅い海に住むヒトデは捕まえるのが簡単なので、何を食べるか、いつ赤ちゃんを産むかなど分かっている事が多いです。
しかし、深海のヒトデは簡単に捕まえることができないので、分からないことばかりです。
特別な海洋調査などを実施しないと、深い所の生き物は捕まえれないんですね。

ちなみに、私は大学時代に富山湾の深海のヒトデを研究していました。
どうやって深海のヒトデを捕まえていたかというと【漁港】に行ってました。

その漁港では甘エビやベニズワイガニ、ゲンゲを捕まえているのですが、漁に『底引き網漁船』を使います。この船は、水深300mに大きな網を降ろすことで漁を行っています。
その網に、カニなどと一緒にヒトデが引っかかってくるので、それをもらって研究していました。

毎月、何度も漁港にいってヒトデをもらっていたので、漁師のオジサンに顔を覚えてもらい、「ヒトデのあんちゃん」と呼ばれていました。

●仲良し漁師さん(左)と若かりし頃の管理人(右)

●甘エビ、ゲンゲと一緒に採れるヒトデ

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