標本というと、皆さんどんなイメージを持つだろうか?
理科室の実験室にある、カエルのホルマリン標本?
地学室にあるアンモナイトの化石?
世の中には色んな標本があるけど、今回紹介するヒトデの乾燥標本はアンモナイトの化石みたいなイメージ。ヒトデの体は硬い殻に覆われている(*1)ようなものなので、乾燥標本にしやすいのである★
嫌がられるヒトデもあっという間に素敵なオブジェクトとして部屋に飾れてしまうのだ!
では、門外不出と言われたヒトデの乾燥標本の作り方をここに紹介しよう
(`・ω・´)!
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有効利用の成功・失敗のカギを握っているのが『ヒトデサポニン』という成分です。
ヒトデの体内や、特に卵巣に多量に含まれています。
ヒトデの生殖巣を食べた時に『渋い!』と感じるのはこれが原因です。
実際、海中に放出されたヒトデの卵を魚が口に入れた後、すぐに吐き出すのが確認されているようです。
魚も渋いΣ(*_*)って感じるんですかね?
この成分はヒトデが進化の過程の中で、海中での外敵から自分を守る為に獲得した究極の化学兵器なのかもしれませんね。
ちなみに、ヒトデサポニンにはウサギの血液を溶血させたり、ネコに嘔吐をさせる事が確かめられているらしいです。
もちろん、人間にも『まずっΣ(・ε・;) 』と言わせる効果
海の中だけでなく、陸でも効果絶大のヒトデサポニン!
最近では、ヒトデサポニンに抗ウイルス作用があることがわかったとか!?
そのうち、【ヒトデX】とかいう薬がでる事を期待している管理人です。
*・゜゚・*:.。.(*´▽`)ドキドキ
朝鮮人参の成分にもサポニンが入っていたと思うんですが、これとはまた違うんですねかね?
管理人は化学に弱いので、全くわかりません(;-д- )
ヒトデには毒がある…という話を聞きますが、個人的に思うことですが、それはヒトデサポニンではないかも?
知り合いの研究でヒトデの毒は、食べ物から取り込むとか?
生息する地域で毒を蓄える生物を餌にしていると、ヒトデも毒を持つようになるとか???
毒については、ちょっと調査が必要ですね。
ヒトデ有効利用の成功例のように、うまく加工してあると肥料として効果があるようです。
…が、世の中には失敗例もあるようです。
北海道沿岸で「ニッポンヒトデ」や「キヒトデ」が大量に発生した際に、駆除したヒトデを肥料として利用しようとしたそうです。

ニッポンヒトデ
【ヒトデ牧場に埋めて、肥料にしちゃえ!計画】を実行したそうですが…
ヒトデ類には窒素含有量が少なくてあまり成長にあまり期待できない…
さらには、ヒトデの体内に含まれる特有の成分『ヒトデサポニン』が作物の成長を妨げる…
っと効果は芳しくなかったようです(´Д`;)
また、養鶏の試料として利用しようとしたそうですが…
これまた雛の成長が阻害されてしまったということです。

キキヒトデ
東京湾でも「キヒトデ」が異常発生した時に、駆除したヒトデの【塩辛】を試作したそうですが…
残念ながら失敗に終わったそうです(´ヘ`;)
恐るべしヒトデ…死んだ後も作物・鶏にダメージを与えるとは…ヒトデの呪いですかね。
((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
そう考えると、成功例の【ヒトデのおんがえし】はうまく処理、加工して、ヒトデの良い所をうまく活かしたアイテムなんだな~っと感心するのでした。
ヒトデの有効利用 成功例の2つめとしては【漢方薬】の利用がある・・・そうです。
中国や朝鮮での利用らしいですがね。

乾燥した【イトマキヒトデ】を使っているらしく
・十二指腸虫の駆虫
・整腸
などにこうかがあるそうです。
さすが…中国4000年(3000年?)の歴史…
ヒトデも薬にしてしまうとは!(`ハ´)
ヒトデの有効利用 成功例としては【肥料・忌避剤】の利用があります。
有効利用のヒントは次のような事だったようです。
・北海道でホタテの網にかかった魚を捨てると、狐とかがよってきて食べていく。
・しかし、ヒトデも一緒に捨てると寄り付かない。
そこで、ヒトデを材料とした害虫・害獣の忌避剤が作られたのです!
それが!!
その名も素敵【ヒトデのおんがえし】です!

ヒトデのおんがえし
現在も「のんの堂」で絶賛発売中です!
★ヽ(`・ω・´)ノ★
野うさぎ・ネズミ・シカ・クマ・イノシシ・サル・モグラ・ハクビシン・イタチ・ヘビ・カラス・ハト・サギ・ナメクジ・ネギリ虫・ヨトウ虫・コナ蛾・アブラムシ・ゴキブリ等に対して効果があるとか!
かなり、幅広く使えますね。
使う時は吊るしたり、置いたり、霧吹きで吹き付けたりと、かなり簡単なようです。
さらに、捨てるときは土とかに巻けば肥料になるそうです。
素晴らしい技術です…こんなにもヒトデが役に立つとはヒトデマニアとしては嬉しい限りです( ・д⊂ヽ゛

中身はこんなのらしいです
あぁ…素晴らしいヒトデ……
ある時は食材に…
ある時は害虫バリヤーに…
ある時は野菜の肥料に…
素晴らしいヒトデ活用法です。
悪い噂だけでなく、素晴らしいヒトデの活用方法があることを知れ渡れ!
っとお星様にお祈りしておきます。
☆彡 (-人-;)
ゴキブリにも効果あり…ちょっと欲しいかもと思う管理人です。(´Д`;)
※【ヒトデのおんがえし】の画像は販売会社『のんの堂』様より許可をとって使用しております。
「のんの堂:ヒトデのおんがえし」ホームページ
Q.ヒトデの有効な利用方法ってあるんですか?
サンゴ礁とかを荒らしてるってニュースくらいしか聞かないけど…?
A.ハト・カラス・ネズミ用【忌避剤】や【肥料】として利用出来るそうです。
もちろん、お腹が減ったときの食料としてもOKです(´∀`)b
(注:食べる際は腹痛とかの可能性ありなので気をつけて★)
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大量に採れるヒトデをどうにか有効利用したいという考えは昔からあるようで、北海道や九州では食べるという伝統が残っているところもあるようですね。
参照:「食べれるの?」のページ
他にもいくつか有効利用しようと例があるようです。
ちなみに、成功例と失敗例があるようですね。
・成功例1を見てみる (´∀`*)ホシィー
・成功例2を見てみる (p☆q>ω<*)ステキ
・失敗例を見てみる (´Д`;)ガビーン
・番外編~ヒトデサポニン~ ツンツン( ・ω・)σ☆
牡蠣やホタテ貝の養殖場を襲うヒトデ。
サンゴ礁を食い荒らし白化させて、環境産業に被害を与えるヒトデ。
釣りをしていたら、ヒトデばかり釣れる。
そんな悪い噂しか聞かないヒトデ達…
Ψ(`∀´)Ψケケケ
もしくは、大量に打ち上げられたヒトデ。
海に入ったらヒトデを踏んだ。
なんか気味悪い印象しかないひとで達…
果たして、そんなヒトデを有効利用する方法はないものでしょうか?
このカテゴリーではヒトデを有効に使ってみようという試みについて書いています。
きっと、ヒトデ達も感謝されるような働きがきっと…
あるのかな・・・(・ω・)?
ありがたいコメント