管理人の研究していたヒトデ【スナイトマキ】は泥食のヒトデで、採集してくるといつもお腹の中は泥でいっぱいでした。
でも、このスナイトマキを長期間、飼ったことがないんですよ。
というか、飼う準備ができなかったんですよ。
その理由は「スナイトマキが4℃の低水温の中で生きるヒトデであり、4℃の循環水槽を作れなかった。」
そして、近辺に泥食のヒトデが居なかったので、泥食ヒトデの食性に関しては本とあとは推測によります。
泥食のヒトデには、泥を上げることが必要だと思うんですが…
その泥の中に栄養がないと意味が無いですよ。
なので、泥をあげるには、そのヒトデが住んでいた場所の泥がベストだと思います。
ただ、自然の泥を持ってくると、泥の中の栄養分のせいか、水がすぐに腐ってしまうようなので、水の入れ替えはこまめにしないといけないみたいです。
そこら辺のバランスが非常に難しいです。
泥食のヒトデは…あまり手に入らないのではないかと思います。
スナイトマキなんて水深300mとかに住んでますからね。
資料を調べると、泥食のヒトデは次のようなヒトデです。

↑スナイトマキ
・マンプクヒトデ類
…マンプクヒトデ類ってどんなヒトデなんですかね。。。?
管理人も見たことがないんですよ( ̄▽ ̄;)
草食のヒトデも…実は飼ったことがないんですよね( ̄~ ̄;)
身近に住んでいない種類だったのです。
草食のヒトデで管理人が分かっていることと言えば…
・海底や石、岩の表面にある藻類を食べている
……これくらいなんですよね。
なので、海で拾ってきたコケが生えてそうな岩とかを入れてあげればいいんですかね?
でも、そうすると水槽にコケが生えてきそうですね…(´▽`;)
う~ん、どうすればいいんだろう???
要調査のようです。すいませんm(_ _)m
飼うことができる、もしくは手に入る草食のヒトデは、おそらく次のようなヒトデだと思います。
・コブヒトデ
・アオヒトデ
イトマキヒトデの胃の中に海藻が入っている事があるみたいです。
本当になんでも食べているんでしょうね。

肉食のヒトデには、【アマエビ】を上げてましたね。
※漁港で、売り物にならないアマエビを少し貰ってました。
エビは冷凍保存しておいて、あげる時に解凍してました。
大量にあげると水質を悪化させてしまうので、量は少なめに。
アマエビのむき身を1cmくらいの大きさにしてました。
餌が残っているようなら、外にだしてくださいね。
……しかし、餌がアマエビとは贅沢なヒトデたちです(´▽`;)
アマエビ以外に、海岸などで見つかる小さな巻貝もあげていました。
ヒトデは意外となんでも食べるので、巻貝も食べます。
※もちろん、種類によると思いますが…モミジガイは食べてました。
餌の頻度は10日に1度くらいとかでも十分かと。
餌をあげないで放ったらかしにしてたけど、かなり生きてましたしね。
飼うことができる、もしくは手に入る肉食のヒトデは、おそらく次のようなヒトデだと思います。

左:モミジガイ
真ん中:キヒトデ
右:イトマキヒトデ
Q.ヒトデの餌に何をあげればいいの?
A.肉食、草食、泥食であげるものがかわってくると思います。
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管理人が研究をしていた頃ですが…肉食のヒトデくらいしか飼ったことがないんですよ…( ̄~ ̄;)
モミジガイとかイトマキヒトデ、キヒトデなどです。
というのも、研究室では主に発生学の研究をしていました。
なので、採集したヒトデの行動を研究することはしていません。
長く生かすというよりは、より新鮮な精巣・卵巣が欲しいので、採集したら解剖でしたね。
もしくは、すぐに解剖しなくても、しばらく水槽の中で生きていればOKだったので、餌とかはあまりあげていないのです。
それでもヒトデたちは逞しく生きていましたけどね。
肉食性のヒトデ以外参考にならないかもしれませんが、餌についてまとめてみました。
・肉食のヒトデ
・草食のヒトデ
・泥食のヒトデ
Q.ヒトデはどうやって飼えばいいの?
飼いたいんですけど、どうすれば…?
A.管理人がいた研究室では『底面ろ過』の水槽で飼ってました。
来た時からそうでした。
手間があまりかからず、年に2回くらいの水換えしてました。
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水槽の事はあまり詳しくないのですが…
『水槽とは自然環境を小さく再現するもの』らしいのです!
研究室だとこんな感じです。
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研究室の水槽。(今はどうなってるか不明)
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イトマキヒトデとウニ
外部フィルターはろ過能力が高いので良いらしいですが……
底面濾過はまさに「自然環境の再現」できるので、水槽内の生物、今回だとヒトデ君に凄く快適な生活を送らせてあげれるのです★
研究室では、年2回くらい水槽内の海水を3分の2入れ替えして…餌は滅多にあげないけど生きてましたね(´∀`;)
底面濾過だと[大磯砂全体がろ過材]だからこそ…ですね。
ちなみに、ヒトデにはそれぞれ最適な水温があります。
例えば、温かい海にいるヒトデなら25℃以上がいいとか、冷水域のヒトデには4℃の水温がいいとか。
そこら辺の調節が非常に重要です。ちょっとずれてくると死んでしまったり…とかがあるようです。
Q.ヒトデは何を食べるの?
サンゴを襲ったりするから…肉食なの?
A.種類によって餌は食べるものが違います。
肉食、草食、泥食など様々な食性のヒトデがいますので、種類ごとにあげる餌が違ってきます。
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ひとでは、多くの方がご存知のようにサンゴを食べたり(オニヒトデ)、カキや帆立貝の養殖場を襲う(キヒトデ・ニッポンヒトデなど)ように、肉食性です。
ヒトデの種類によって好み(?)の餌は違うようですが、二枚貝や巻貝、カキなどの軟体動物や小さなエビ・カニなどの甲殻類、ゴカイなどの多毛虫類、そしてヒトデ・ウニ・クモヒトデなども餌となっています。
草食のヒトデは石や岩についたコケなどを食べています。(コブヒトデ・アオヒトデなど)
泥食のヒトデは、海底の泥を食べています。(スナイトマキ・マンプクヒトデ類など)
ヒトデってどうやって飼うんだろう…
- どんな水槽で飼うの?
- 餌は何を上げればいいの?
- 病気とかってあるの?
などの事をお伝えできたらと思っています。
飼いたい人なんてそんなにいないと思うけど(´▽`;)
いや、しかし、世の中の皆さんは癒しを求めているはず…きっとヒトデの時代が来るはず!熱帯魚と同じようにブームが来るはず!
熱帯魚と一緒にヒトデも…必ずそんな時代がくるのだ!
皆さんも、のんびりヒトデで癒されてみませんか?
ちなみに、管理人のヒトデマニアKは研究生時代に解剖ばかりしてたので、長期間のヒトデを飼うことはしていませんでしたが…なんとなく飼っていたヒトデが1年くらいは普通に生きてましたね。
知り合いの中には色んな種類のヒトデを飼っている人もいるので、色々情報を集約したいと思います。
ありがたいコメント