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‘ヒトデの種類’ カテゴリーのアーカイブ

キヒトデ

2012 年 9 月 24 日 コメントはありません

キヒトデ

学名:Asterias amurensis

 

 

分類

ニチリンヒトデ目:Velatida

キヒトデ科:Asteridae

 

5腕で、腕の先端が細くなっている。

牡蠣やホタテ貝の養殖場に大群で押し寄せて、食い散らかしていくことで有名(?)な困ったヒトデです。

 

キヒトデは色の変異が激しく、濃い青紫、紫色、淡黄色などがよく見られる。管理人がよく見てきたのは、濃い青紫色の個体をよく見ている。

ちなみに、食べたのは淡黄色の個体だったりする。

色によって味が違うかは不明(^^;

 

このヒトデは書籍によっては、【ヒトデ】、【キヒトデ】、【マヒトデ】と別の名前で紹介されていることがあり、ヒトデ研究1年生を混乱させてしまうことがあるので、今後ヒトデ研究1年生になる方は十分に注意してほしい。

間違えたくない人は、本種をamurensis(アムレンシス)と言っていれば、マニアの方が間違えずに認識してくれるので、安心。

 

ちなみに、当サイトでは一番参考にしている日本陸棚周辺の棘皮動物に従い、キヒトデと表記しています。

日本陸棚周辺の棘皮動物:キヒトデ

ヒトデガイドブック  :マヒトデ

 

 

 

 

ウデナガゴカクヒトデ

2011 年 5 月 31 日 コメント 2 件

ウデナガゴカクヒトデ
学名:Mediaster brachiatus

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分類
 アカヒトデ目:Valvatida
 ゴカクヒトデ科:Goniasteridae

…とくにこれと言ってコメントするほどのことが思いつかないひとで。
「反口側の感じがアカモミジヒトデに似ている…特に小柱体の盛り上がり具合が(・∀・)」
などとマニアックすぎる解説(しかも感覚的な)ものしか思い浮かばない…
分布的には日本海にもいるようなので、ひょっとしたら見ているのかもしれないが、気づくこと無くスルーしていたかも?

すごーく、個人的にだが、このだらしない腕の細さと間輻域の緩やかな弧を描く感じは嫌い。
何が嫌いかはわからないけど、なんとなく嫌い(´・ω・`)
3年間ほどヒトデの研究をするとそんな感覚が芽生えてくるはず。

分布:日本海(水深141m)、相模湾、紀伊半島

写真引用:日本陸棚周辺の棘皮動物[上]

 

 

 

 

カスリマクヒトデ

2011 年 4 月 26 日 コメントはありません

カスリマクヒトデ
学名:Pteraster tesselatus
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分類
 ニチリンヒトデ目:Velatida
 マクヒトデ科:Pterasteridae

短くふっくらとした5腕で、直径が5cmほどのヒトデです。
上から見ると綺麗な星型ですが、横から見るとふっくらした形をしています。
というのも、体が海綿質の厚い膜(上背膜と呼ばれる)に包まれてクッションのような感じがするそうです。この膜の下に普通のヒトデが持ってる膜(反口側壁)があります。つまり、二重の膜に包まれるからこの、ふっくらとした体型になっているようです。
ちなみに、この空間で自分の卵や幼生を保育したりする珍しい習性を持っている。

カスリマクヒトデの体色は通常灰褐色に黒色の斑がみられるが、かなり変異があり、中には黒斑が全く見られない個体もいる。赤褐色、赤紫色の個体もいる。
日本の中部の大陸棚の砂泥底に住んでいるが、寒い北海道沿岸などでは水深20mの浅いところで見られる事がある。

分布:土佐湾(水深130m)、本州中部以北、北太平洋

画像:日本陸棚周辺の棘皮動物より引用

 

 

 

 

オニヒトデ

2011 年 4 月 18 日 コメント 2 件

オニヒトデ
学名:Acanthaster planci
オニヒトデ

分類
 アカヒトデ目:Valvatida
 オニヒトデ科:Asteriidae

おそらく日本でもっとも有名なヒトデの一種ではないでしょうか?
その、外見的な恐ろしさもさることながら、サンゴ礁を食い荒らし、白化させているヒトデです。
サンゴを食べるヒトデは他にもマンジュウヒトデや一部のコブヒトデなのですが…オニヒトデの場合、団体さんで沖縄の海に押し寄せて、サンゴ礁はもちろん、サンゴを住処にする生物群集などの生態系にも打撃を与えるので困りものです。
サンゴを食べると言っても、バリバリと歯で食べるのではなく、腹側にある口から胃(反転胃と呼ばれる)をサンゴに押し当てて、胃液でとかしたサンゴのポリプ・共肉部を消化しているのです(体外消化)。

このオニヒトデの特徴をあげると…

 ●熱帯性のヒトデ
 ●腕の数が9~18本の多腕性で、頑丈な長く鋭い棘が密集
 ●2年ほどで成熟し、産卵を行うようになる(直径が20cmほど)
 ●直径30cmの雌個体が生む卵数は非常に多い「1200~2400万個」
  小さい卵を多く産むタイプの繁殖戦略。
 ●寿命は7、8年

1960年代、インド・西太平洋のサンゴ礁で始まったオニヒトデの異常繁殖は今も各地でサンゴ礁の大きなダメージを与え、観光資源である地域には特に大きな社会問題になっています。
オニヒトデの駆除がダイバーらによっても行われていますが、劇的な改善…とまでは至っていないようです。
この異常発生の原因には
 ・天敵のホラガイの乱獲
 ・台風の影響(南方からの幼生が大量にきた)
 ・工場排水で幼生の天敵が減少した(人為的な環境撹乱のため)
 ・自然現象
などが考えられている。

オニヒトデの駆除の方法も色々あり
 ・ダイバーによる直接駆除
 ・アンモニアやホルマリンを注射
これらが一般的であるが、中には面白いものに研究されている。

●ラッパウニ罠作戦
ラッパウニ 「ラッパウニ」から発見されたオニヒトデを引き寄せる化学物質を使って罠を仕掛け捕獲

※ラッパウニも毒を持っています!
 棘の無さそうな安全っぽい顔(?)をしているのに…要注意です!

 

●雑種作戦 
アカオニヒトデ近縁のアカオニヒトデとの種間雑種(オニヒトデとアカオニヒトデの子ども)がサンゴを食べないことから、オニヒトデの産卵期にアカオニヒトデの精子を散布して繁殖を抑える作戦。
←これがアカオニヒトデ

オニヒトデとアカオニヒトデのハイブリッド←オニヒトデとアカオニヒトデの雑種。
両方の特徴を持ち合わせている…らしい。
色は管理人が適当に付けただけです(^^;
青っぽいオニヒトデと赤色のアカオニヒトデ混ぜたら紫ヒトデができたりして…

 

最近では、岡山理科大の研究で、オニヒトデに酢を打ち込むと駆除できる事がわかったという話も聞いています。安価で扱いやすい酢なら使いやすいのでは…と思うのですが、根本原因の解明を期待したいです。

ちなみに、このオニヒトデは元々夜行性で、生息密度も低くサンゴ礁でも目立たない生物なのですが…大発生すると行動パターンが変化するそうです。
昼間もサンゴに群がって捕食しだすので、成長速度も早くなり、被害が加速的に増加していくことになってしまいます。

 

オニヒトデの棘には毒があり、人間も刺されると発熱したり、しびれ・吐き気が起きたりすることもあるので、沖縄などでの海水浴中に見かけた時も十分注意した方が良いです。

 

管理人が大学に研究していた頃に、一度だけオニヒトデとアカオニヒトデが研究室に届いた事がありますが…富山湾でみるヒトデとは迫力が違ったので、ヒトデマニアとしては若干興奮してました(^^;
その時の感想は、「あ~乾燥標本にして飾りたい(´∀`)」でした。

けど、あんなチクチクを標本にして部屋に飾ってたら、絶対女性にモテないだろう…と三十路を前にして思う管理人でした
「キャー、オニヒトデの乾燥標本素敵★(>ω<*)」という女性がいたら、それはそれで恐ろしい。

 

分布:インド洋と太平洋の熱帯や亜熱帯地域のサンゴ礁に住み、紀伊半島から八丈島まで生息域が広がる。

 

画像:ヒトデガイドブックより

 

 

 

 

マンジュウヒトデ

2011 年 4 月 10 日 コメント 4 件

マンジュウヒトデ
学名:Culcita novaeguineae

マンジュウヒトデ

分類
 アカヒトデ目:Valvatida
 コブヒトデ科:Oreasteridae

5腕…のヒトデです、いちおう。
おそらくヒトでとは思えないようなメタボ体型ですが、ひっくり返すと5列の溝が見ることができます。
おデブな体型ではありますが、実は若いマンジュウヒトデは普通の5腕のヒトデ、つまり星型をしています。年齢を重ねるに連れて、マンジュウ体型へと変化していきます。
ある意味、人間と同じでしょうか…
その豊満な体型は一部の動物に人気で、ヒトデヤドリエビやカクレウオの一種が共生していたりします。

ちなみに、愛嬌あるメタボなヒトデなのですが実はサンゴを食べて白化させている種類でもあります。サンゴ礁の白化というとオニヒトデだけが注目されますが、実はマンジュウヒトでもサンゴの敵だったりします。

ダイビングをする人の間では、おそらくよく知られているヒトデの1種類だと思います。
また、管理人にとっても憧れの1種類です。ヒトデなのにこの体型…気になって仕方ありません
ぜひ乾燥標本にして飾りたい…(´∀`*)

分布:小笠原諸島、和歌山県、インド西太平洋区のサンゴ礁

 

 

 

 

ヤツデスナヒトデ

2011 年 3 月 30 日 コメントはありません


ヤツデスナヒトデ

学名:Luidia maculata


分類
 モミジガイ目:Paxillosida
 スナスナヒトデ科:LuLuidiidae

7~9本の腕を持つヒトデ。
輻長(R)が25cmにもなる大型の種類。

体の色が淡黄色で、黒色の斑点が多数見られる。
体の色が赤褐色だと、モロイソスナヒトデ…らしいです(^^;

熱帯系のヒトデで、佐渡や琉球諸島などの浅瀬にいるのでスキューバーダイビングしてるとたまに見つかります。
非常に食欲旺盛な肉食性ヒトデで、たまに同じ種類の小さなヒトデを食べている事も(゚д゚)!

う~ん、弱肉強食なヒトデ世界です

でもシャイなヒトデでよく砂の中に隠れているみたいです。

 

分布:相模湾、本州中部以南、東シナ海(水深115m)、南シナ海、西太平洋、インド洋

 

写真提供:-生菜香の畑-つぎはぎの詩
管理人の「しむーず」さん、ありがとうございます~(´∀`)ノシ

砂浜に打ち上げられていたとか…悲しすぎる・゚・(つД`)・゚・
落ちている貝や足あとから推測するに…まだ輻長が10cmくらいの小さめの個体みたいですね。

 

 

 

 

オオフトトゲヒトデ

2011 年 3 月 28 日 コメントはありません

オオフトトゲヒトデ
学名:Thromidia catalai

分類
 アカヒトデ目:Valvatida
 フトトゲヒトデ科:Mithrodiidae

非常に大きくなる種類のヒトデで、R=40cmにも成長する。
腕が子どもの腕と同じくらいになることも。

分布:ハワイ、フィリピン、ニューカレドニア。
日本では、奄美大島、沖縄本島、小笠原諸島(父島)の水深10~30mにいるそうです。
温かい海に生息している温暖種のヒトデ。

管理人は残念ながら見たことないですが…泳いでいて、こんなのが海にいたらびっくりしそうです。
もちろん、びっくりした後、採りに行きますがね(  ̄ー ̄)*

さらに!!
分速1.5mで驚異的な早さで動き回ることができるそうです。いがいと素敵なひとで。
参照:ヒトデの移動速度って?
  ★=3=3=3   

画像:ヒトデガイドブック:
左:撮影・楚山 勇さん
右:すさみ町立エビとカニの水族館

 

 

 

 

ホシヒトデ

2011 年 3 月 15 日 コメントはありません

ホシヒトデ
学名:Stellaster equestris


R47=mm;r=28mm

分類
アカヒトデ目:Valvatida
ゴカクヒトデ科:Goniasteridae

まさにヒトデという感じの五角形のホシヒトデ。
ある意味、管理人の憧れのヒトデです。
しかしながら、未だに見たことがない…水深77mなんて絶対に取りに行けないよ(;_;)

本種もあまり生態が分かっていないようで、分類のための外見的な特徴が記載されているくらい…なのかな?
ひょっとしたら、論文などが出されているかもしれないけど…そこまでは残念ながら調べてませんm(_ _)m

同じゴカクヒトデ科のヒトデに非常に似ている【キタノホシヒトデ】というのがいる。
ひょっとしたら「ミナミノホシヒトデ」「ニシノホシヒトデ」「ヒガシノホシヒトデ」が見つかるのではないかと期待している。
というか、ぜひ居て欲しい。そんなヒトデが。
全4種類を集めるとシェンロン的な何かが出て欲しい。
例のボールにも★マークが入っていたしね。

分布:東シナ海(水深77m)、南シナ海、豊後水道、土佐湾(水深66m)

 

参照:日本陸棚周辺の棘皮動物

 

 

 

 

ミナミゴカクヒトデ

2011 年 3 月 14 日 コメントはありません

ミナミゴカクヒトデ
学名:Paragonaster ctenipes


R=52mm;r=14mm

分類
 アカヒトデ目:Valvatida
 ゴカクヒトデ科:Goniasteridae

5腕で腕の先端が非常に細くなっていくヒトデ。
生態などがあまり分かっていないヒトデ。

残念ながら、富山湾には生息していないので管理人も見たことがない。
同じゴカクヒトデ科のアカモミジヒトデは住んでいるんですけどね…

どうでもいい話ですが、管理人はゴカクヒトデ科の綺麗な五角形に惚れ惚れします。
ぜひ乾燥標本コレクションにしたい(´∀`*)

分布:バンダ海、フィリピン周辺海域、由岐(徳島県)、土佐湾(水深110m)

参照:日本陸棚周辺の棘皮動物

 

 

 

 

ホソウデゴカクヒトデ

2011 年 3 月 14 日 コメントはありません

ホソウデゴカクヒトデ
学名:Johannaster giganteus


R=194mm;r=48mm

分類
 アカヒトデ目:Valvatida
 ゴカクヒトデ科:Goniasteridae

5腕で、腕の先端がかなり細くなっているヒトデ。
ミナミゴカクヒトデよりも一段と細くなっている。

本種も富山湾に生息していないので、見たことがない…
データを見ると、R=194mm。
たぶん、全体の大きさが30cmくらいになりそうです。
かなり大きく成長するヒトデのようです。

腕が細い分、長く成長するんだったりして(´Д`;)

分布:相模湾、土佐湾(水深418-525m)
深海性のヒトデのようですね。

参照:日本陸棚周辺の棘皮動物

 

 

 

 

モミジヒトデ

2011 年 3 月 10 日 コメントはありません

モミジヒトデ
学名:Pseudarchaster obtusus

20モミジヒトデ1

モミジヒトデ

分類
 アカヒトデ目:Valvatida
 ゴカクヒトデ科:Goniasteridae

綺麗な五角形をしたヒトデ。
触った感じは固く、ザラザラしています。

同じゴカクヒトデ科の「アカモミジヒトデ」と非常に良く似ているので、間違わないようにしましょう。
参照:「アカモミジヒトデ」のページ

アカモミジヒトデ

アカモミジヒトデ

見極めのポイントは腕先端の小柱体の配列にあります。
別ページにて解説。(予定)

【モミジヒトデ】と【アカモミジヒトデ】は共に同じ富山湾に生息していますが、住んでいる深さが異なるようです。
モミジヒトデは水深100mあたりに、アカモミジヒトデはより深い水深300mあたりで生活していると推測されます。
(ヒトデを貰っている漁船の漁場からの推測です。)

大きさはアカモミジヒトデの方が大きいようです。
・モミジヒトデ  :R=30mmほど
・アカモミジヒトデ:R=50mmほど
これ位の大きさの個体がよく見つかります。

 

 

 

 

ホソトゲイバラヒトデ

2011 年 3 月 10 日 コメントはありません

ホソトゲイバラヒトデ
学名:Luidiaster oxyacanthus

分類
 モミジガイ目:Paxillosida
 イバラヒトデ科:Benthopectinidae

富山湾の200m以深でちょくちょく見つかるヒトデ。
腕は次第に細くなり、長く、そして薄い。
そのため、すぐに腕の先端が取れてしまう。

体全体が赤みを帯びているが、腕の基部の所が白っぽかったりするので、体の中心部分が桜の花びらのように見えて、綺麗だなーっと思うのは管理人がヒトデマニアだからだろうか?
綺麗だけど、触ると名前の通りチクチクする。
乾燥標本にしたけど、うまく出来なかったのが残念。腕の先端が曲がってしまうんだよね(´・ω・`)

Rが120mmを越す個体が見つかることが多い。

分布:相模湾、北海道より本州までの日本海。

 

 

 

 

ヒラモミジガイ

2011 年 3 月 10 日 コメントはありません

ヒラモミジガイ
学名:Astropecten latespinosus

16ヒラモミジガイ1

ヒラモミジガイ

分類
 モミジガイ目:Paxillosida
 モミジガイ科:Astropectinidae

非常に美しい星型をしているヒトデです。
他のモミジガイ科の仲間と比べて体が平べったいです。
なので、「ヒラ」モミジガイなんでしょうね。

大きくてもR=4cmくらいの手頃なサイズで、手裏剣になりそうなヒトデです。
( ・∀・)ノ —===≡≡≡ ★ シュッ!

(注:ひとでを愛するものとして、上記のような事はしていません)

管理人も同期の大学仲間と一緒に、このヒラモミジガイを探しに海を回ったものです。
今まで居た場所に、全くいなくなってしまったのです。

海岸を探しに探した結果、とある砂浜(水深1m)に大量にいて、皆で喜んでサクサク捕まえてました。
5分程採集して回ると、1人30匹は捕まえれました。
まぁ…管理人の研究には全く関係の無いヒトデですがね(´▽`;)
採集は楽しいので、付いて行きました。

分布:本州中部以南、四国、九州

【おまけ】

稀に4腕のヒラモミジガイが見つかることがあります。
まさに手裏剣です。

16ヒラモミジ4腕

4腕のヒラモミジガイ(乾燥標本)


( ・∀・)ノ —===≡≡≡ ★ シュッ!

参照:日本陸棚周辺の棘皮動物
・5腕のヒラモミジガイ画像

 

 

 

 

ニッポンヒトデ

2011 年 3 月 10 日 コメントはありません

ニッポンヒトデ
学名:Distolasterias nipon

21ニッポンヒトデ

富山湾で採集

分類
キヒトデ目 Forcipulatida
キヒトデ科 Asteriidae

名前が素敵な【ニッポンヒトデ】。
ニホンではない所が命名者の粋な思いを勝手に感じてしまいます。
学名もniponです。
ニッポンなので、本来は「nippon」が正しいのですが…命名規約で訂正できずにそのまま使われているらしいです。

体色は黒色や黒褐色、青緑色をしているものが多く、富山湾で採集したニッポンヒトデも地味な感じの黒色です。
エゾヒトデと同じように、腕の中心線に沿って縦線があります。
この縦線はエゾヒトデより目立つ傾向にあるようです。
参照:【エゾヒトデ】のページ

大型のヒトデで、R=250mmほどになる個体もいます。
カキや帆立貝の養殖場を荒らす事がある。。。

分布:本州中部以北、北海道までの太平洋、日本海

生息する水深の記録は辞典には載っていませんでしたが、富山湾ではおそらく300m以深に生息すると思われます。
(ヒトデを貰っている漁船の漁場からの推測です。)

 

 

 

 

タコヒトデ

2011 年 3 月 10 日 コメントはありません

タコヒトデ
学名:Plazaster borealis

 

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タコヒトデ

分類

 キヒトデ目: Forcipulatida
 キヒトデ科: Asteriidae

体の大きさによって異なりますが、20~40本くらいの腕の数になるそうです。

管理人の後輩が北海道まで行って、大量に採集し研究室に持ち帰ってきたのですが、水槽に入れておくとウニや他のヒトデなどが居なくなっていました…。

非常に貪食な肉食のヒトデです。

北海道での様子を、後輩に見せてもらったのですが…

水槽に溢れんばかりのタコヒトデになってました。

15タコヒトデ3

タコ部屋

非常にカオスです(゚д゚)!

……

ヒトデ…というよりエイリアンに近い生物…?(´∀`)

下のような生物が夜に空中を浮いていたら、管理人は間違いなく逃げる。全力で。

(ぜひ想像してみてください。)

分布:北海道周辺海域、本州北部太平洋岸。

参照:日本陸棚周辺の棘皮動物

 

 

 

 

アカトゲニチリンヒトデ

2011 年 3 月 10 日 コメントはありません

アカトゲニチリンヒトデ
学名:Lophaster furcilliger

akatoge-nichirin-hitode01 akatoge-nichirin-hitode02

 

分類
ニチリンヒトデ目:Velatida
ニチリンヒトデ科:Solasteridae

綺麗な赤色をしたヒトデ。
腕の基部は太いが、先端に行くに従って急激に細くなる。

日本海では水深300m以深の所から見つかっていると報告はあるのですが、稀にしか採集されないようで、管理人が大学在学中は一度も見つけられなかった。
が、卒業して数年たって大学に遊びに行くと後輩達が見つけていました。

ニチリンヒトデの仲間は多腕性と思い込んでいたので、5腕もいるのだと認識を新たにした管理人です。
参照:多腕性の【ニチリンヒトデ】
ニチリンヒトデ
フサトゲニチリンヒトデ

分布:日本海中部以北、アラスカ西海岸、ベーリング海、オホーツク海、カリフォルニア、ガラパゴス周辺

 

 

 

 

トゲモミジガイ

2011 年 3 月 9 日 コメントはありません

トゲモミジガイ
学名:Astropecten polyacanthus

分類

モミジガイ目:Paxillosida
モミジガイ科:Astropectinidae

5腕のヒトデで、腕の周りに目立つトゲが存在するのが特徴。
持つとちょっとチクチクする。

モミジガイと近いグループの仲間で、同じく浅い海に生息する。
モミジガイよりちょっとだけ、深い所まで住める。

この種も色の変異が著しい。
富山湾(水深12m)や石川の海で見つかる個体は暗褐色。
奄美などでは、淡い灰褐色で、腕の両側が薄い水色の個体もいるようですが…残念ながら、管理人は写真のような地味な感じのしか見たことありません。
他にも、赤褐色の個体もいるようです。

沖縄に行った際には、ぜひ綺麗なトゲモミジガイを探してみてください(´∀`)

分布:本州、四国、九州、沖縄、太平洋

 

 

 

 

エゾヒトデ

2011 年 3 月 9 日 コメントはありません

エゾヒトデ
学名:Aphelasterias japonica

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  赤褐色の個体(R=152mm)

分類
 キヒトデ目: Forcipulatida
 キヒトデ科: Asteriidae

5腕で、腕の基部がちょっとくびれている。
赤褐色や暗褐色の個体がよく見つかり、腕の中心線に沿って縦線があるものが多い。

恥ずかしがり屋なヒトデで、岩礁などに隠れており、タコ壺の中にも居たりするようです。
300m以深の富山湾でも、稀に採れることがあります。

くびれを持つスリムな体型なのに、非常に大食いでカキや帆立貝などの養殖場を襲ったりする。
(´ヘ`;)

分布:北海道、富山湾、東京湾、日本海西部(114m)、サハリン。

参照:日本陸棚周辺の棘皮動物[上]
・エゾヒトデ

 

 

 

 

ヤツデヒトデ

2011 年 3 月 9 日 コメントはありません

ヤツデヒトデ
学名:Coscinasterias acutispina

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8腕のヤツデヒトデ

分類
 キヒトデ目: Forcipulatida
 キヒトデ科: Asteriidae

ヤツデヒトデは7~10本の腕を持っているヒトデです。
画像が…なんだかタランチュラみたいです(´▽`;)。
名前の通り、8本腕(八ツ手)の個体を見つけると、何か良い事が…あるとかないとか?
腕は非常に取れやすく、ちょっと力を入れると腕の付け根から取れてしまいます。

体外には小型の巻貝ヤドリニナ、体内にシダムシという生物が寄生することがある。
外側も内側も寄生されてしまう悲しいヒトデちゃんです(;_;)

本州中部以南、四国、九州などで見つかっている。
潮間帯やタイドプールの転石の下などで多く見られます。

大学時代に、秘密のヒトデ採集スポットでよく見かけたヒトデです。
…が、台風で流木・ゴミなどが流れ着き、環境が変わってしまったためか、その採集スポットから姿を消してしまった。

本種は【分裂】で増えていきます。
なので、分裂直後の↓左のような個体を見つけることがあります。

08ヤツデヒトデ

左:分裂したヤツデヒトデ 右:分裂してないヤツデヒトデ


※↑乾燥標本

 

 

 

 

モミジガイ

2011 年 3 月 9 日 コメントはありません

モミジガイ
学名:Astropecten scoparius

 

 

分類

モミジガイ目:Paxillosida
モミジガイ科:Astropectindae

日本では比較的メジャーなヒトデ(管理人の感覚です)。

よく釣りをしていると引っかかってくるのはこのヒトデで、釣り人に嫌われているとか?
釣り場に投げ捨てられ、乾燥してしまっている可哀想な子も見つかる。

同期の学生がこのヒトデで実験をしていたので、よく見ているが、様々な色が見つかる。

灰褐色、赤褐色、青灰色、肌色っぽいなどカラーバリエーションに富んでいる。
けど、口側の色は皆一緒だったりする。

北海道~九州の潮間帯などで見つかる。

本種は砂泥底に住む肉食性のヒトデで、巻貝・二枚貝・ゴカイ類などが胃内から出てくることがあります。

 

 

 

 

 

フサトゲニチリンヒトデ

2011 年 3 月 9 日 コメントはありません

フサトゲニチリンヒトデ
学名:Crossaster papposus

分類
 ニチリンヒトデ目:Velatida
 ニチリンヒトデ科:Solasteridae

フサトゲニチリンヒトデは多腕性のヒトデで9~11本の腕があります。
本種は、富山湾の深海に多数住んでいるようで、管理人が訪れていた漁港の底引き網漁船の網によく引っかかってきます。
大きい個体ではR=7cmくらいはありました。

解剖して胃の中を調べると、貝や他のヒトデ・クモヒトデ、魚の骨などが入っていたので、肉食性です。

富山湾では水深300m以深にいるのですが、北海道では水深10mと浅い所で見つかるようです。
寒い地域では浅瀬にも住めるんですね。

日本海、本州中部以北太平洋岸、オホーツク海、北太平洋、北大西洋に生息しています。

 

 

 

 

ニチリンヒトデ

2011 年 3 月 8 日 コメントはありません

ニチリンヒトデ
学名:Solaster paxillatus

ニチリンヒトデ1 ニチリンヒトデ2 ニチリンヒトデ 3
分類
 ニチリンヒトデ目:Velatida
 ニチリンヒトデ科:Solasteridae

ニチリンヒトデは5腕ではなく、8~10本の腕を持っている、多腕ヒトデです。
その腕は細長いのが特徴。
また、本種はかなり大きな個体が見つかることが度々あります。
個体による模様や色の変異もかなりあるようで、上の画像のように様々です。

相模湾、土佐湾(水深660~700m)、本州北部太平洋側、ベーリング海、北太平洋に生息している。

管理人が大学時代に石川の漁港まで、このヒトデを取りに行ったことがありました。
連絡をつけてあった漁師さんに「ヒトデ取れた」とだけ言われたので、取りに行ったら、水槽の中に【R=20cm以上】の大型のニチリンヒトデがゴロゴロいたので、クーラーボックスに詰め込んで、狂喜乱舞しながら大学に持ち帰ったことがあります。
そのニチリンヒトデは今も乾燥標本にして保存してあります。
ニチリンヒトデ8

このヒトデの大きさを管理人の顔と比べると…写真のような感じです。
ニチリンヒトデと管理人
ヒトデよりブサイクな顔を隠すために念入りにモザイクしてあります。
モザイクの奥では、左のAmazonのダンボールのような笑顔をしています。

 

 

 

 

ゴカクヒトデ

2011 年 3 月 7 日 コメントはありません

ゴカクヒトデ
学名:Ceramaster japonica


R=84mm;r=55mm

分類
 アカヒトデ目:Valvatida
 ゴカクヒトデ科:Goniasteridae

5腕の丸っぽい形をしたヒトデ。
非常に広く分布しており、相模湾、横浜沖、北海道太平洋側、ベーリング海、オレゴン以北の北アメリカ海岸などで発見されている。
土佐湾の水深660~700mでも見つかっている。(写真の個体)

管理人はゴカクヒトデ類のヒトデは比較的好きなのだが…この太っちょな感じのゴカクヒトデは微妙だ…

参照:日本陸棚周辺の棘皮動物
・ゴカクヒトデ画像

 

 

 

 

クロスジモミジガイ

2011 年 3 月 7 日 コメントはありません

クロスジモミジガイ
学名:Astropecten kagoshimensis


R=48mm;r=9mm

分類
 モミジガイ目:Paxillosida
 モミジガイ科:Astropectindae

本州中部以南で見つかるヒトデ。土佐湾の75mで見つかっており、比較的浅いところに住んでいる。
本種は腕が細長く、腕の中央部に写真のように黒みを帯びたが場所がある。

たぶん、だからクロスジ(黒筋)って名前なんでしょうね。
本当にクロスジがあるのか、一度は見てみたいと思いつつも、研究フィールドだった富山湾ではみつかってないんですよね・・・残念。

参照:日本陸棚周辺の棘皮動物
・クロスジモミジガイ画像

 

 

 

 

アカモミジヒトデ

2011 年 3 月 7 日 コメントはありません

アカモミジヒトデ
学名:Pseudarchaster parelii

aka-momiji-hitode01

 

分類
 アカヒトデ目:Valvatida
 ゴカクヒトデ科:Goniasteridae

日本海西部、富山湾、北太平洋などに分布する。
水深は300mと比較的深いところに住んでいる。

5本の腕を持つ、形の整ったヒトデ。行きつけの漁港で、稀に見つかる。
写真のアカモミジヒトデは非常に綺麗な赤色をしているが、中には赤紫色をしているもの、肌色をしているものもいた。

採集した直後は綺麗な赤色をしていたので、この綺麗な色を後世に残そうと思い乾燥標本にした。
…が、時間の経過と共に色が抜けていき、今は色素が抜けて白色になってしまっている(;_;)

 

 

 

 

ホソコトゲヒトデ

2011 年 3 月 7 日 コメントはありません

ホソコトゲヒトデ
学名:Lethasterias acutispina
hoso-kotoge-hitode01 hoso-kotoge-hitode02

 

分類
 キヒトデ目 Forcipulatida
 キヒトデ科 Asteriidae

四国の海にある南海トラフ600m以深で見つかったヒトデ。
同じ大学で海洋研究をしている研究室から提供してもらった、大学時代最後に調べた思い出のヒトデ。

非常にレアなヒトデで、1973年に相模湾での新種報告の時から、発見されてこなかったヒトデ。
実に30年ぶりに見つかった。
正直、何もわかってないヒトデ。

とりあえず、自分の調査で分かったことは、
11月(採集した時期)は非生殖期
相模湾以外に、南海トラフにも生息する

って事くらいかな…

 

 

 

 

【ヒトデ画像について】

2011 年 3 月 7 日 コメントはありません

ヒトデ画像】のカテゴリーでは、色んな種類のヒトデについて、写真と、ちょっとしたコラムを書いていきたいと思います。

コラムの内容は…下のようなものを書いていきたいと思います。

  • ヒトデの名前
  • 学名
  • 分類
  • 生息地域
  • 食性(何を食べているか)
  • 大学時代のエピソード
  • ヒトデの噂

 

 

 

 

カテゴリー: ヒトデの種類 タグ:

スナイトマキ

2011 年 3 月 3 日 コメントはありません

スナイトマキ
Ctenodiscus crispatus

分類
モミジガイ目:Paxillosida
スナイトマキ科:Goniopectinidae

本種は直径約5cmの深海性のヒトデであり,北太平洋から北極洋,さらに北大西洋にかけて広く分布し,本州中部まで南下している。
日本海の深所には非常に多く生息し,富山湾(200~600m)でも数多くみられる。
本種は砂泥中に生息し,海底の泥を食べる堆積物食者である。
このスナイトマキについては、管理人が最初に研究した、非常に愛らしいヒトデ。
泥だけを食べるという質素な生活をしている、非常にエコなヒトデです。

本種は雌雄異体ですが、管理人が研究した際は100匹に1匹くらいの割合で雌雄同体の個体が見つかっています。

別ページにて詳しく解説。(予定)

※専門用語
雌雄異体:オスのヒトデは精巣を、メスのヒトデは卵巣を持っている。
雌雄同体:1匹のヒトデの中に精巣と卵巣が両方ある。

 

 

 

 

ウスモミジガイ

2011 年 3 月 3 日 コメントはありません

ウスモミジガイ
学名:Leptychaster anomalus
usu-momijigai01 usu-momijigai02

 

分類
モミジガイ目:Paxillosida
モミジガイ科:Astropectinidae

本種は反口側が写真のようにオレンジ色を呈する直径約4cmのヒトデです。
北太平洋に広く分布しており、日本海の深所(150~1000m)にも生息する深海性のヒトデです。

ちなみに、本種については、管理人が研究した思い出のヒトデでありますが…深海性ということで採集が難しく、まだまだ分かっていない事が沢山あります。
肉食性であり、胃の中から海底の貝やクモヒトデ、節足動物などが見つかっています。